「糖質制限をすると眠れない」は本当?糖質制限と睡眠の関係を解説!

眠れない原因と不眠対策(眠りの知識)

世の中にたくさんあるダイエットの中でも最近特に話題なのが「糖質制限」です。「短期間でするする痩せていく」「しっかり食べられて痩せる」という触れ込みで大きなブームとなっていますね。この記事を読んでいるあなたもきっと糖質制限を実践している方なのではないでしょうか?

「早く楽にキレイな身体になりたい!」という方には糖質制限は非常に魅力的な方法です。しかし糖質制限は今でも賛否両論ある方法でもあります。その数ある理由の1つが「不眠」です。

「糖質制限を始めて夜眠れなくなった」と悩む方が大勢いらっしゃいます。ですがネットを見てみると「ちゃんと眠れる」という意見や「快眠できるようになった」という正反対の意見もあり、どちらが本当なのか判断に困ってしまう状況です。

果たして糖質制限を行うと本当に眠れなくなってしまうのでしょうか?本記事では多くの糖質制限実践者が悩む「糖質制限と睡眠の関係」について解説していきます!

「糖質制限をすると眠れなくなる」は本当に起こる

まず「糖質制限をすると眠れなくなる」という噂の真偽ですが、結論を言いますと、糖質制限で眠れなくなる現象は本当に起こります。糖質制限はその名の通り「糖質」を制限するダイエット法なのですが、この糖質が実は人間が睡眠を行うためのメカニズムに関係しているのです。

ネット上には「眠れる」という意見と「眠れない」という意見が両方ありますが、どちらかと言えば「眠れない」という意見が多数を占めているようです。

なぜ糖質制限を行うと眠れなくなる人が出てくるの?

「眠れる」と「眠れない」、対立する2つの意見が存在すること、そして「眠れない」という意見が多数派であることも糖質と睡眠の関係を知ることで理由が判明してきます。

糖質制限による不眠に悩まされている方は、まずは糖質と睡眠の関係を知っておきましょう。そして今自分が行っている方法を見直してみると原因と対策が見えてきますよ。まずは糖質制限で眠れなくなる原因を探るために、まずは糖質が睡眠に及ぼす影響を知っておきましょう。

糖質制限は「睡眠ホルモン」の分泌に影響を与える

人間が夜に眠くなるようになっているのは「睡眠ホルモン」の分泌が行われるからです。

睡眠ホルモンには、心を落ち着かせて身体をリラックスさせることで眠りやすい状態に導く「セロトニン」、そして眠気を引き起こす作用を持つ「メラトニン」があります。ちなみにメラトニンはセロトニンを原料として生成されます。このセロトニンの原料となるのがたんぱく質に含まれるアミノ酸の1つである「トリプトファン」です。

このトリプトファンを栄養にして睡眠ホルモンが生成されるのですが、トリプトファンを栄養にする際に必要なのが「インスリン」というホルモンです。糖質制限について知識がある人は「インスリン」は馴染みのある言葉ですね。インスリンは糖質を摂取することで体内に生み出される物質なのです。なので、睡眠ホルモンを分泌させて睡眠をとるためには「糖質」の摂取が関係しているというわけですね。

糖質を制限することでインスリンの分泌が少なくなり睡眠ホルモンであるセロトニンやメラトニンの生成が少なくなってしまうというのが、糖質制限が及ぼす睡眠への影響です。

我流で誤った糖質制限を行っていると眠れなくなる原因となる

糖質不足で睡眠ホルモンが不足してしまうという仕組みがあることを紹介しましたが、それではなぜ「眠れる」「快眠できた」という人も一定数いるのでしょうか?それは個人で行っている糖質制限の方法に大きく関係しています。

糖質制限は糖質を「制限」していますが「禁止」しているわけではありません。糖質(炭水化物)は人体に必須の栄養素ですので極端に糖質の量が少ないと身体に悪影響を及ぼします。その中の1つが不眠です。

糖質制限にはある程度の糖質の摂取目安がありますが、それはあくまで目安であり個人の生活習慣や身体の差異で摂るべき糖質の量に違いがあります。

その辺りの知識を身につけずとりあえず炭水化物を全カットする、みたいな適当な方法で行うと不眠だけでなく様々な体調不良を引き起こす原因となります。逆に、糖質制限に適切な糖質量を摂取出来ていると、糖質制限の性質上たんぱく質を多く摂る食生活になるため、セロトニン・メラトニンが多く作られるようになって睡眠の質が高まるようになります。ということは「眠れるようになった」という人は「正しい糖質制限」が実践できているとも考えられますね。

食べたいものが食べられないストレスが自律神経を乱す

また、いつも食べていた糖質(炭水化物)が急に少なくなったことや、主食が食べられないことによる身体的・精神的なストレスも眠れない原因の一つです。

急激に食生活が変わることは想像以上にストレスがかかります。過剰なストレスは自律神経の乱れを引き起こし、睡眠障害を引き起こす可能性があります。なので、ご飯が大好きでたまらない人はかかるストレスも大きくなるのであまり糖質制限には向いていないかもしれません。

糖質制限中でもしっかり睡眠をとれるようになる対策とは?

糖質制限で眠れなくなる原因を紹介していきました。もしかしたら思い当たる節があったのではないでしょうか?それでは最後に糖質制限中でもしっかり眠れるようになるためにどうすればいいか説明していきます。

トレーナーや医師のアドバイスを聞いて正しい糖質制限を学ぶ

前述したように糖質制限で眠れなくなった人は何となくの知識で制限を行った結果、極端に糖質を少なくし過ぎたケースが多いです。なので、参考書などで正しい知識をつける、医師やジムトレーナーの指導を受けるなどして正しいやり方で糖質制限を行うようにしましょう。最近は糖質制限を支持している医師の病院で相談受付やセミナーが行われているところもありますし、医師がブログなどで糖質制限について解説しているサイトもあります。信頼できる情報を身につけて、知識に基づいた減量計画を立てましょう。

少しずつ糖質を減らすように食事を変えていく

短期間でやせようと思って一気に炭水化物を減らすのは過剰にストレスがかかるので不眠などの健康障害が起こる上に失敗しやすく、リバウンドの原因となります。長期的な視点をもって、徐々に目標とする糖質量にまで減らしていくように食生活を変化させていきましょう。身体を慣れさせながら減らしていけばストレスもかからず、楽に続けることが出来ます。功を急がず、ゆっくり取り組んでいきましょう。

今すぐできる快適な睡眠を手に入れる方法とは?

上記で紹介したのは、少しずつ体を糖質制限に慣れさせるというものでした。ですが、今すぐに快適な睡眠を手に入れたいという人もいますよね?そこでここでは、今すぐできる糖質制限の中でも快適な睡眠を手に入れる方法をご紹介します。

夜は少しでもいいので食事を摂る

お伝えしたように、急激で過度な糖質制限は眠れない原因となってしまいます。特に夜は、「遅い時間に食べると太りやすくなってしまうから」という理由で、まったく食べないという場合もあるのではないでしょうか?

ですが、夜は少しでもいいので糖質を摂るようにしましょう。少しでも食べれば、睡眠ホルモンを生み出すインスリンが生成され、眠気を引き寄せるようになります。

それでも気になるという場合は、睡眠の3時間前までに食事を摂ることを意識しましょう。一般に、3時間を切ってしまうと脂肪に変わりやすくなりますが、その前に食事をとれば必要以上に脂肪に変わることはないと言われています。

まだ会社にいる時間だという場合は、シリアルバーなどを用意しておくとよよいでしょう。仕事で疲れた脳のエネルギー補給にもなり、最後の一頑張りをする活力にもなります。

適度な運動を行ってエネルギーを消費する

これはダイエットの基本ともいえることですが、単純に糖質を制限するだけでは健康的に痩せることはできません。むしろ、必要な栄養が摂れず、筋力も低下して健康を損ないやすい身体になってしまします。

それを避けるためにも、日頃から適度な運動が欠かせません。身体を動かせば、仮に夜に食事を摂ったとしてもそのカロリーを消費できますし、体の疲労感から寝つきもよくなります。そうして快適な睡眠が得られるようになるのです。

ですから、一駅多く歩く、電車の中では立っているようにするといった取り組みを行うことを心がけてみましょう。

正しい糖質制限で健康にダイエットを成功させよう!

いかがでしたでしょうか?睡眠に糖質は必要なものなので、健康的に糖質制限を行うためにはちゃんとした糖質コントロールが必要です。なんとなく糖質制限をやってみるのではなく、しっかり知識をつけて「正しい糖質制限」を行い、健康に糖質制限ダイエットを成功させましょう!