睡眠不足は想像以上に怖い?健康と睡眠の関係について解説!

健康的な生活は誰しもが求めるものですが、なかなかそんな生活を実践できている人は少ないです。特に30~40代という働き盛りの年代は「睡眠不足」が問題となっています。

実は「睡眠」は想像している以上に私達の健康に大きく影響しており、睡眠不足は私たちの健康にとって大きなリスクを生み出すのをご存知でしょうか?

睡眠が健康に及ぼす影響はどのようなものなのでしょうか?本記事では健康と睡眠の関係について解説していきます。

健康な生活を送るために睡眠が果たしている役割とは?

そもそも、睡眠中に私たちの身体の中ではどのような事が行われているのでしょうか?身体を成長させる役割を持つことは良く知られていますが、その他にも大切な役割があります。特に健康にかかわる睡眠の役割について解説していきます。

日中の活動で消耗した身体や精神を回復させる役割

睡眠中には身体の中で様々なホルモンが分泌されます。その中の1つが睡眠中にのみ分泌される「成長ホルモン」です。成長ホルモンは前述したように身体の成長を促す働きがありますが、その他にも病気や怪我の治癒や細胞の再生を早めて肉体のダメージや疲労の回復という働きを持ちます。

また、睡眠は心理的ストレス解消などの精神的回復といった働きも持ちます。睡眠はストレスやそれによる気分の落ち込みなどの解消にもなり、心理的ストレスへの耐性も高まります。

起きているときに記憶した物事を整理する役割

睡眠が持つ身体への役割はもうひとつあります。それは「脳の整理と休息」です。知的機能を司る脳は起きて活動している間中たくさんの情報を受け取り、常にフル稼働しています。そのため起きているだけで疲労が蓄積していきます。その疲労した脳が休息をとるタイミングが睡眠時なのです。

睡眠時にはその日に取得したたくさんの情報を選別して記憶の整理を活発に行います。そして、また翌日からの情報をしっかり受け取れるように休ませ、認知能力や思考能力を司る脳の機能を回復させます。

朝起きた時に良いアイデアが浮かんだり、今日出来なかったことが翌日出来るようになったりするのは頭のリフレッシュと記憶の整理の結果とも言えますね。

睡眠不足や睡眠障害による健康への悪影響とは?

毎日の健康のために1番大事な「心身の回復」が睡眠と大きく関連しているということが理解出来たかと思います。では、そんなに大事な睡眠が不足するとどのような悪影響があるんでしょうか?次は睡眠不足や睡眠障害などによる健康への悪影響について解説していきます。

生活習慣病をはじめ様々な病気の発症リスクが高くなってしまう

慢性的な睡眠不足は、体内のホルモン分泌や自律神経にも大きな影響を及ぼすことが分かっています。ホルモンや自律神経の乱れによって発症リスクが高まってしまうのが「生活習慣病」です。

睡眠不足によるホルモンの乱れにより食欲を抑えるホルモン「レプチン」の分泌が減少し、逆に食欲を高めるホルモン「グレリン」が増加してしまいます。結果、睡眠不足になると肥満になりやすくなります。

肥満になると様々な生活習慣病のリスクが高まるのはほとんどの人が知っていることでしょう。実際に素慢性的な睡眠不足にある人は、糖尿病や高血圧、脂質異常症などから心筋梗塞や狭心症といった冠動脈疾患などの生活習慣病になりやすいということが明らかになっています。

肥満や肌荒れなど身体内外の美容が損なわれてしまう

特に女性は気にすることが多い美容面においても睡眠不足によって大きく美容が損なわれてしまいます。まず、睡眠不足だと肥満になりやすくなります。

前述したように睡眠不足による肥満のメカニズムには食欲に関係するグレリンとレプチンという2つのホルモンの乱れが関係しているのですが、健康な人でも2日間寝不足状態が続いただけでホルモンバランス

が乱れ、食欲が増大してしまいます。体型を気にしている方は睡眠時間には特に気をつけないといけませんね。

また、睡眠時間中にはダメージを受けた皮膚や細胞を新しく入れ替える作業を行います。睡眠が足りないと入れ替えが滞ってしまうため肌トラブルの原因となってしまいます。さらに、睡眠不足は免疫機能の低下なども引き起こすため、アトピー性皮膚炎の発症リスクも高まってしまいます。

アトピーは子供の疾患というイメージですが、近年は成人になってアトピーを発症する方が増えているようです。そしてその原因はストレスや睡眠不足が原因と言われています。

脳の機能低下によりうつ病や認知症の発症リスクが高くなってしまう

睡眠不足だと脳がほとんど休息出来ない状態になります。この状態が続くと脳の働きが低下して、強い疲労感や倦怠感、無気力、意欲低下、注意力低下、落ち着かなくなる、協調性が欠如するなどのさまざまな症状が発生します。脳や精神に過剰なストレスがかかっており、自律神経が不安定になっている状態ですね。そして段々と不安が強くなり、うつ病になってしまうリスクが高くなります。

また、睡眠中には脳内に溜まった「アミロイドβタンパク質」という有害な老廃物を取り除く作業も行われています。この老廃物は、実はアルツハイマー型認知症の原因となる物質なのです。睡眠が不足するとこの老廃物が取り除かれず溜まってしまい、アルツハイマー型認知症の発症リスクが高まってしまうのです。

健康的な生活を起こるために必要な睡眠とは?

睡眠を疎かにすると想像以上に怖い目に遭うかもしれないことがわかりましたね。心身共に健康的な生活を送るためには睡眠は欠かせない要素であるのですが、ではどのような睡眠をとれば健康に近づけるのでしょうか?最後に、健康的な生活に近づくために必要な睡眠のとり方について解説していきます!

自分の体に合った十分な睡眠時間を確保しよう

当然のことですが、まずはしっかりとした睡眠時間を確保しましょう。日本やアメリカで行われた調査によると、健康に支障をきたさない理想の睡眠時間は7時間前後だそうです。ただし、すべての人に7時間睡眠があっているというわけではありません。7時間を目安として自分に合った睡眠時間を見つけるようにしましょう。

自分に合った睡眠時間を見つけるには、翌日の体調の良し悪しで判断しましょう。無理なく自然に起きられて、日中も快適に過ごせた日の前夜の睡眠時間が自分に合った睡眠時間となります。

睡眠の「質」を高めるための生活リズムを作ろう

睡眠時間も必要ですが、睡眠の質も重要です。睡眠の質を上げるには、まず起床時に日光を浴びるようにすることです。これにより狂った体内リズムがリセットされます。これにより体内リズムが整うと夜に睡眠を促すホルモンが分泌されるようになり、質のいい睡眠が可能になります。

また、食事を就寝3時間以上前に済ませて胃腸を休めてから寝る、ぬるめのお湯でゆっくり入浴する、軽めのストレッチなどを行う、という習慣も質のいい睡眠の後押しになります。

朝しっかり日光を浴びて、夜は身体をリラックスした状態に導く生活を作ることが質のいい睡眠をとるポイントです!

健康な毎日を過ごすために、「睡眠」を大事にしよう

いかがでしたでしょうか?今の日本人は5人に1人が睡眠に何らかの問題を抱えていると言われています。健康な毎日を過ごすためには質の良い睡眠は必要不可欠です。今一度自身の健康と睡眠について見直してみましょう!