夜、不安で眠れない人へ。1日の終わりにすべき不安との向き合い方

寝付けない原因と対策

日中はなんともないのに、夜眠ろうとする時間になると急激に不安に襲われ、眠れなくなってしまう…という経験のある人は要注意。

これはもしかしたら、「不安神経症」と呼ばれる症状かもしれません。不安神経症になると、不安を感じやすくなって心がザワザワとし、不眠や動機、吐き気などの弊害が起きてしまいます。

この記事では、不安で眠れない夜の対処法や、不安神経症のメカニズムについてをご紹介していきます。

夜、不安で眠れない人は要チェック。不安神経症の症状は何?

夜になると急に不安なことが次から次へと思いつき、心が落ち着かなくなって眠れなくなる…これは不安神経症の症状です。

ストレスを抱えがちな現代人だからこそ、不安神経症を抱えている人は多くいます。「ただの考え事」と軽く考えていることも、もしかしたら不安神経症の一種かもしれません。

あなたも無自覚の間に不安神経症を抱えていないか、よくチェックしてみてくださいね。

急に漠然とした不安を感じ、気持ちが落ち着かなくなる

夜をはじめ、ふとした瞬間に強い不安感を抱いて落ち着かなくなる…ということはありませんか?しかも不安はどれも漠然としたものばかりで、具体的に何がどう不安なのかは分からない…。これは不安神経症の一症状です。

不安神経症になると、神経が落ち着かずリラックスできなくなり、

  • 吐き気がする
  • 腹痛がする
  • 頭痛がする
  • 発汗や動悸が起きる

といったサインが出始めます。これは強い不安感により、自律神経が乱れて身体の調子が悪くなってしまったのが原因。

言葉では上手く説明できないような、漠然とした不安感に悩まされている人は不安神経症を疑ってみましょう。漠然とした不安感は明確な原因が分からないからこそ、「解決の糸口が見つからない」とさらに不安感を強めてしまいがちです。

原因の明確なストレスを抱えていて、それが近づくと不安になる

不安神経症の中には、自分で不安の原因がはっきり分かっている場合もあります。

  • 人間関係のことが心配
  • 明日の仕事のことが心配
  • 身体の調子のことが心配

…など、「何に対する不安なのか」が分かっていることもあるのです。ですが、原因が分かっているからと言って安心はできません。

原因が分かっている不安でも、不安神経症になるとたった一つの不安が大きなものに誇張されてしまうことが少なくないのです。

例えば体調の悪さに対する不安が、次第に「命にかかわる病ではないのか」と大げさになったり、一度ミスをしただけで「取り返しがつかない大変なことをした」と大事に捉えたり…自ら不安の種を大きくしてしまいます。

原因となるストレスが分かっていても、解決の糸口にはならず、むしろさらに自分を苦しめる要因になってしまうため注意が必要です。

不安にもちゃんと理由がある。不安神経症の原因やメカニズムを確認

不安はハッキリ見たり触ったりできないので厄介ですが、もちろんちゃんと解決することはできます。

不安神経症になる人は、

  • 自律神経が乱れている
  • ライフイベントが重なっている
  • 環境が変化している
  • ストレスを抱えている

…など、いくつもの原因が考えられます。この原因と向き合って解決していくことで、不安神経症は解消に導くことができます。

現に不安で眠れなくなる人は、不安のせいで自律神経が乱れていることが大半です。ストレスで自律神経が乱れてしまうため、心拍数が上がって身体が火照ったり、発汗したり動悸が起きたりして、眠れなくなってしまうというわけです。

つまりこの場合、ストレスを解消して自律神経を整えれば不安神経症による不眠は予防・解消できますよね。不安神経症を解消するには、まず自分のストレスと向き合うことが大切なのです。

リラックスした夜を迎えよう。不安神経症にはどんな対処法がある?

夜に不安で眠れない人は、まずリラックスすることを目指してみましょう。自律神経を整えるためのアプローチをすれば、脳をコントロールしてリラックス状態を作ることは可能ですよ。

「リラックスしなきゃ」と緊張しては意味がありません。夜に不安になって眠れない人は、次の方法で夜の不安を打破していきましょう。

精神安定剤や睡眠薬など…薬物療法による不安神経症の緩和

抱えているストレスに自力で対処できなければ、医療機関で医師の力を借りるのも有効手段です。おすすめなのは、心の相談もできる心療内科ですね。

夜になると強い不安感で眠れなくなる、という人には、必要に応じて薬を処方してもらえます。心を落ち着けるための精神安定剤や、穏やかな入眠を促すための睡眠薬などを処方してもらうことで、直接的に不眠を解消することができます。

また、心療内科ではカウンセリングも行ってもらえます。誰にも言えない悩みごとや心配事などは、心療内科で誰かにお話ししてみるのも良いでしょう。

特に人間関係や身体の悩みなどは、医師に相談することで的確なアドバイスを貰えますから、不安の種を取り除くこともできますよ。

好きな香りで気持ちを落ち着ける。不安神経症におすすめのアロマ

気休めのように感じる人もいるかもしれませんが、アロマは神経を落ち着けるのに効果的な方法の一つです。

「アロマテラピー」という療法もあるように、アロマは嗅覚から脳に働きかけることで、自律神経を整える作用があるのです。不安で自律神経の乱れている人をリラックスさせるには、おすすめの方法ですね。

  • ラベンダー
  • ゼラニウム
  • ベルガモット
  • ローズオットー

などの精油が、不安の解消におすすめですね。

アロマ精油は、ティッシュに吸わせて室内に香らせるだけでも十分な効果が得られます。ですが加湿器やアロマポットを使って香りを放つ方が、効果的にアロマの力を感じられるでしょう。

眠る前は寝室にアロマを使って、ゆっくり自律神経を落ち着けると良いですね。心身がリラックスして、不安を感じるのを予防できます。

ストレスの内容を書き出し、漠然とした不安を明確にしてみる

不安感に襲われて眠れなくなってしまった人は、感じている不安をノートに書き出してみましょう。

  • 何が不安なのか
  • どんな風に不安なのか
  • 不安に思うことが実現する可能性は高いのか

ポイントを押さえながら、抱えている不安を具体的にノートに書き記していってください。できれば手書きが良いですね。

実際に不安の内容を書き出すことで、客観的な視点から冷静に不安と向き合うことができます。不安が漠然とすることはなくなりますし、客観的な視点から見ることで「大したことじゃないな」と思えることもありますよ。

また、ノートに思っていることを書き出せば、「わざわざ頭で考えなくても良いな」と思えます。ベッドに入った後も、「さっきノートに書いたから」と不安について考えなくなり、不安で眠れなくなるのを解消することができますよ。

まとめ

不安で眠れなくなると、ただ睡眠不足を起こすだけではなくて精神的にも疲労を溜め込むことになってしまいます。ネガティブな気持ちで1日を過ごせば、また不眠を起こす要因の不安を溜め込むことになります。

不安神経症で眠れないという人は、ひとまず不安を解消することに努めてみましょう。自律神経を整えたり、ストレスと向き合ったり…これでも解決しないようであれば、医療機関で相談するのが良いですね。

抱えている不安によっては、一人で解決できないこともあります。医師の力を借りて話を聞いて貰ったり、呼吸や血圧を整えて神経を落ち着けることで、不安神経症は着実に緩和されていきますよ。

不安神経症は放っておくと不眠以外にも集中力の欠如や無気力といった症状を引き起こしますから、早めの対処が大切です。