安眠したいならツボを押せ!手軽に熟睡へいざなう5つのツボ

眠れない原因と不眠対策(眠りの知識)

「夜中に何度も目が覚めて熟睡できない」そんな眠りの浅さにお悩みの人は多いのではないでしょうか。睡眠時間が短くなり疲れがとれない、目まいや吐き気がする、頭がボーっとするなど、翌日の生活に支障きたしてしまう困ったトラブルですよね。

ここではそんなトラブルの原因や、改善するための方法の一つ“ツボ押し”をご紹介していきます。ツボってそもそも何なのか?どこを押せば安眠に繋がるのか?詳しくチェックしていきましょう!

熟睡できないのはなぜ?眠りが浅くなってしまう原因を知ろう

「朝までぐっすり眠れない」「途中で何度も起きてしまう」といった症状は、眠りが浅くなっている証拠です。不眠症の症状の一つでもあり、“中途覚醒”と呼ばれます。

眠りが浅くなってしまう原因にはいろいろなことが考えられます。足腰の痛みや頻尿など、体のトラブルで起きてしまう場合。朝起きるのが遅い、食事の時間が不規則など、生活リズムの乱れが睡眠のリズムを崩し熟睡を妨げている場合。ストレスによる不安、緊張、イライラなどのメンタルが脳を覚醒させてしまう場合など、人によって様々です。

深い眠りにつき朝すっきりと目覚めるには、原因となっている体のトラブルや不安定なメンタル、生活リズムを整えることが大切になってきます。

不眠にも効果的?“ツボ押し”のメカニズム

「体の不調には“ツボ押し”がいい」と聞いたことがありませんか?ツボ押しは日本でもなじみのある治療法の一つです。目まい、頭痛、耳鳴り、冷え、肩こりなど、様々なトラブルの改善が期待できます。そしてここで取り上げている不眠・質の悪い睡眠にも、ツボ押しは効果的なんです。

東洋医学では“気”、つまり目に見えないエネルギーが全身を巡っていると考えられています。この気が巡っている通路のようなものを“経絡(けいらく)”といい、経絡の中で神経が集まる重要なポイントを“経穴(けいけつ)”や“ツボ”と呼びます。

ツボを押すことで、体温、呼吸、発汗、臓器の働き、ホルモンの分泌などをコントロールしている自律神経が刺激され、不眠やその他の不調を軽減することができます。

眠りの質を高め安眠を促す5つのツボとは?

ツボが不眠にも効果を発揮することは先ほどお伝えした通りですが、問題は「どこを押せばいいのか」ですよね。ツボはWHO(世界保健機構)に認められているものだけで361ヵ所も存在します。なんとなく押すだけでは不眠にピンポイントで効果を発揮させることは難しいと言えます。

どこに安眠のツボがあるのか、しっかり把握してからツボ押しを取り入れましょう。

快眠・熟睡を促す眠りのツボ“安眠(あんみん)”

名前の通り、質のいい睡眠を促してくれるツボです。耳の後ろにある骨の出っ張りから、指1本分下のうなじに近い部分にあります。ここが凝り固まっている場合は睡眠不足の可能性も…。

中指、人差し指、薬指の3本を使ってぐーっと押しながら10秒ほど揉みほぐします。痛気持ちいいくらいの強さを目安に、5~10回繰り返しましょう。緊張をほぐしてリラックスしたい時の他、体の疲れを回復させたい時にもおすすめのツボです。

気持ちを落ち着かせて眠気を誘う“失眠穴(しつみんけん)”

布団に入ってもなかなか寝付けない、眠りが浅くて熟睡できないといった不眠の症状に効果的なツボの一つです。名前だけ見るとなんだか目が冴えてしまいそうですが、実際は高ぶった気持ちを鎮めて質のいい深い眠りを促してくれます。

足の裏側の、かかとの中央の少しへこんだところにあるツボです。親指を重ねて、やや強めに20秒ほど押しましょう。これを3回繰り返します。両ひざを立て、かかとを布団にゆっくりと擦りつけるように押してもOKです。

心のトラブルに効果的な“神門(しんもん)”

眠りの質を低下させる原因であるストレスに効果的なツボです。緊張、不安、イライラなどを鎮めて、眠りにつきやすくしてくれます。

手のひらを上に向けた時の、手首にある筋の内側、ちょうど小指の真下にあたるくぼみが神門です。親指で、痛気持ちいいくらいの強さでぐっぐっと30回ほど押します。

布団に入ってからも手軽に押せるツボですから、「なかなか寝つけないな…」「不安で眠れないな」と感じた時には試してみましょう。

イライラや体の不調にも効く“百会(ひゃくえ)”

両耳と鼻の延長線が交わる、頭のてっぺんにあるツボです。

両手の中指を使って、体の中心に向かってゆっくりと垂直に押します。気持ちいいと感じるほどの強さで、10~20回ほどを目安に押しましょう。体をリラックスさせる神経(副交感神経)を優位にして、イライラや興奮を鎮め、深い眠りにつきやすくしてくれます。

デスクワークで眼の疲れや肩こりが気になる人や、頭痛がひどくて眠れないという時にもおすすめのツボです。

不眠や花粉症にもおすすめの“印堂(いんどう)”

両眉を結んだちょうど中間、鼻の上にあたるツボです。ヨガでは「第3の目」とも呼ばれています。

中指でやや強めに5~10秒押し、それを3~5回ほど繰り返します。気持ちを安定させる効果があり、不眠の症状に効果的です。頭痛や目の疲れ、気分をすっきりさせたい時にもおすすめ。

また鼻のトラブルを軽減する効果も期待できるツボですから、花粉症などによる鼻づまりや鼻炎で眠れないという時にもおすすめです。

誰でも手軽にできるツボ押しで安眠体質に!

「眠りが浅く熟睡できない」という不眠の症状は、生活リズムの乱れ、体のトラブルや病気、不安定なメンタルなどが原因で起こります。睡眠不足で体調不良や肌荒れを起こしやすいという人は、これらに効果的な対策を取り入れましょう。

日本でも馴染みのあるツボ押しは、体や心の不調を和らげ、不眠にも効果を発揮するとされています。気持ちを落ち着かせる“失眠穴”や“神門”、体の疲れや不調にも効く“印堂”や“百会”など、自分の不眠の原因に合ったツボを把握して押す習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

ツボの場所さえ覚えればいつでもどこでも試すことができます。入浴中に、就寝前に、夜中に起きてしまった時に…など、ぜひツボ押しを取り入れてみてくださいね。